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そこには愛しかありませんでした@千秋楽

今更ながら、宙組「王妃の館 VIVA! FESTA!」千秋楽の感想です。

 

千秋楽。それは、一種独特な雰囲気がする場所でもあります。

どちらかというとコアなファン、何回もその公演を見てきたような人、

生徒の熱心なファン、そして退団する生徒のファンが多く見に来ます。

宝塚は愛に溢れた場所だと、よく言われます。良くも悪くも、愛が重いとは

思いますが(笑

そして今回幸運にも千秋楽を見れた私は、改めて宝塚がそういった場所なのだと

痛感しました。

 

今回退団するのは、みりおんのみ。入りも見てきましたが、真っ白な服装で身を

固めたファンが大勢いました。特徴的だったのは、みりおんが登場したときです。

ファンの方々のぱぁっと明るくなった表情、そしてみりおんの笑顔。

「あぁ、みりおん愛されているなぁ。」と。なぜかそれだけでも、泣きそうに

なりました。

 

そしてお芝居、ショー。千秋楽ということで、アドリブもたくさん。

個人的に一番好きだったのは、ずんちゃん演じる戸川くん。

影ツアーにダブルブッキングがばれ、そして逆にそのダブルブッキングを応援すると

言われた後の台詞です。

「皆さんのことが大好きです~。」

お芝居のアドリブとはいえ、「私も宙組大好きだよ・・・」と思いました。

 

そしてショーで嬉しかったのは、下級生メインでの場面で手拍子が自然と起きたこと

です。ここずーっと手拍子したかったんですが、私が見た時は今までなかったんです。

でも下級生の頑張り、コーラスがすっごく良くなっていて、見ている人たちが自然と

手拍子していたのだと思うと、もうとても嬉しくて・・・。

下級生も手拍子が入ったことに嬉しかったのか、とても良い笑顔でしたね。

 

そして何よりも、今回退団するみりおんの登場や、はける時に、とても大きな拍手が

送られていました。特に男役の中でみりおんが踊るシーン、みりおんがポーズを

決めた後本当に大きな拍手でした。ショーが止まってしまいそうなほど。

オケも少し長めに止めてくれていたように思います。

義務感とかそういうのではなく、心からの拍手。「みりおん、ありがとう」という観客

の思いが私には感じられて、胸があつくなりました。

 

そしてみりおんのサヨナラショー。圧巻でした。みりおんのためのショー、そして

本当にみりおんが主役のショーでした。印象的だったのは、まぁ様がトップスターにも

関わらず、あくまでもみりおんを主役として徹していたことでした。まぁ様が登場する

のは「世界に求む」でのコーラス、そしてみりおんとのデュエットダンスの時のみです。

それも、あくまでもみりおんを主役として、本当にさりげなかったことが、みりおん

への「愛」だと感じました。

そしてそのみりおんは、本当に素晴らしかった。歌声が表情がダンスが、まさしく

トップ娘役でした。宙組の誇れるトップ娘役でした。

でも王家のデュエットダンスは少し反則な気がします。今回私は笑顔でみりおんを

見送りたかったのですが、ここで号泣してしまいました。みりおんとまぁ様が

あんまりにも美しくて。でも私だけではなかったと思います。周りの人のすすり泣きが

いっぱい聞こえましたので(笑

 

宙組の組子への愛、今回退団するみりおんへの愛、今回の千秋楽はいつもにも増して

愛が溢れた千秋楽でした。

いやー、宙組が好きだなぁ・・・・。

 

 

 

まぁ様の舞台が好きです

 宙組トップスターこと朝夏まなとさんの退団が発表されました。

このニュースを知ったのは、宙組千秋楽について書きたいなぁ、なんてのんきに

過ごしていた時のことでした。

 

 このニュースを知った時思ったのは、「あぁやっぱり」という思いと

「まだまだまぁ様率いる宙組の舞台がみたい・・・、嫌だ・・・」という

思いでした。改めて自分がまぁ様のいる舞台が好きなのだと痛感させられました。

 

「あぁやっぱり」と感じたのは、千秋楽のまぁ様がとっても輝いていて、何かを

噛みしめるかのように見えたからでした。みりおんのサヨナラ公演だからなのだ、と

自分を納得させていたのですが、もしかしたら・・・、と思っていたのです。

前のご贔屓が退団する前の雰囲気に似ていて・・・。

 

 私はまぁ様率いる宙組の舞台が大好きです。なによりまぁ様率いる宙組の舞台の

出来をなによりも信頼しています。たとえどんな酷い脚本だろうと、まぁ様がいる舞台

なら、絶対に面白いと確信しています。だから、みりおんの退団後にトップ娘役を

置かないという発表があった後も、宙組がどうなるのだろうという不安は全くありませんでした。だって、まぁ様がいるなら絶対その舞台は面白いから。

 

 実は最初は不安でたまりませんでした。プレお披露目の「TOPHAT」。

あのダンスの神様フレッドアステアの有名な作品です。タップです、タップ。

まぁ様がショースターとはいえ、あのタップをものにできるのか?という不安が

ありました。曲も有名なものばかりで、「これちゃんと歌えないときついなぁ」と。

 でも、幕があがればそこには日本版のフレッドアステアがいました。もちろん

タップ自体はフレッドアステアには並ぶというものではありませんでしたが。

(まぁ様が、というよりもフレッドアステアが凄すぎるのです)身のこなし、

まぁ様がかなり努力をして、自分なりのジェリーを作っているのが分かりました。

なにより本当に楽しい舞台でした。歌も本当に伸びやかで、「これまぁ様?」

と思ったことを覚えています。(すみません)

 で、大劇場お披露目の「王家に捧ぐ歌」。演目に「なんでや・・・」と思いました。

ショースターのまぁ様になぜ歌のオンパレードの一本物を、しかもラダメスってキャラ

じゃないだろうと、憤慨していました。が、幕が上がった初日、私が間違っていたことを

思わされました。歌、更に上手くなっていたんです。キャラじゃないだろうと思った

ラダメスも、本当にすてきで・・・・。一幕が終わったあと、劇場内ではざわざわしていました。良い意味で。「これ、かなり良いんじゃないか・・・」というざわめきでした。

 そしてその次の「シェイクスピア」。脚本が生田先生ということでかなり不安でした。なぜなら、生田先生の「ラストタイクーン」があまり好評ではなかったからです。

が、それは杞憂であったことを私はまた思わされました。本当に楽しかったからです。

 この時から、私は「まぁ様率いる宙組の舞台は絶対、面白いんだ・・・!」と

確信しました。だからそれ以降の博多座「王家に捧ぐ歌」も、キャラじゃないといわれた「エリザベート」も、今回の「王妃の館」もなんにも心配していませんでした。

 だって絶対面白いから、そしてそれは私の期待以上に。

 

 記者会見の映像や写真を見ましたが、まぁ様ってなんて綺麗なひとなんだろうと

改めて思いました。内面も外面も。

 本当にまぁ様率いる宙組の舞台が大好きです。

 

「王妃の館」で気になったけど、私としては大丈夫だったこと

※がっつりネタバレです。悪しからず。

 

初日の感想の後になんなんですが、「王妃の館」を見て気になったことがありました。

それは、次の2点。

①クレヨンのことを「おかま」と呼ぶこと

②金沢がヅラであることで脚本が笑いを取ろうとしていること

 

①と②に関して、上演前から「宝塚的にどうするんだろう・・・・」と危惧されて

いたことではありますが、そのままでしたね。

で、そのことについて私は「コラー」って怒っているわけではないんです。

お芝居途中まで気になってはいたんですが、最終的には私は大丈夫でした。

 

①に関しては、今、こんだけ色々LGBTについて言われているじゃないですか。

で、クレヨンは男で、女性の格好をしていて男性が好きなキャラって

言うことなんですけど、そのクレヨンが気に入った近藤誠ことマコちゃんに

「おかま」って呼ばれるんです。お芝居中に何回か。

「おかま」ってたぶん、蔑称的な部分がありますよね。そういうニュアンスというか。

あんまり詳しくはないので、違ってたら申し訳ないんですけど。

うーんってちょっと最初の方は気になったんですけど、でも最後まで見てそれは

私としては受け入れられました。

 

で、おんなじ事で、金沢のヅラ問題。金沢は明らかにカツラをつけていて、それが

劇中で何回かずれるんです。で、それを指摘されて焦るっていうことで笑いを取るって

いうことが演出されています。

私もそのシーンで笑ってしまうんですが、真剣に悩んでいる人にとったら不快なのかな

って少し心配になって。でもその心配も最後まで見て、まぁ大丈夫かなと思いました。

 

なぜかというと、「おかま」ことクレヨンも、カツラの金沢も、それも含めてすべてを

受け入れる相手がいることが、最後まで見ると分かるからです。

 

クレヨンを受け入れる相手は、マコちゃんです。あんなにクレヨンに言い寄られて

拒絶していたマコちゃんなのに、最後はなんとマコちゃんからクレヨンにキスをします!(詳しくいうと、最初クレヨンがマコちゃんにキスをして、その後にマコちゃんが

自分からクレヨンにします)

そのときのマコちゃんの格好よさといったらないんですが、初日ではここで拍手が

起きました。男役同士のキスシーンということで、「(男役同士で)よくやった!」

という意味での拍手もあったとは思うんですが、そこにはもう一つの意味での拍手も

あったんじゃないかなぁと思います。

それは「クレヨン、よかったねぇ」と、このクレヨン・マコちゃんカップルの誕生を祝うというものです。

クレヨンてすっごく可愛いんですよ、見た目もだし、中身も。(これは本当に演じているりくちゃんが凄い良いと思います)

でもマコちゃんは、クレヨンが「おかまだ」って言うだけで最初は拒否してるんですよね。それがその部分をぶっ飛ばして、この二人はくっつくんですよねぇ。

ほんとよかったです、これがなかったら正直モヤモヤしていたかもしれないです。

 

で、金沢の場合ですが、これはミチルです。ミチルの場合は元々金沢の恋人で、まぁ

二人はラブラブなんですけど、金沢はどうしてもミチルが自分のことを本当に好きなのか信じ切れていないんですよね。

ミチルが悪いというわけではなくて、金沢は自分がカツラだということや、ミチルより

年上だということで。まぁミチル、すっごい可愛いんで、気持ちは分かります。

でもミチルは金沢に言うんですよ。

「パパ(金沢)の頭の問題(ヅラ)は前から知っているし、気にしてない」と。

これってコンプレックスを持っている人間からしたら、涙もんですよ。

好きな人に自分のコンプレックスの部分を含めて、愛してもらえるのって凄い幸せな

ことだと私は思います。

で二人は婚約という形になるんですが、このシーン、凄く好きです。

 

「おかまだ」とかヅラだとか私自身が当てはまることではないので、

当事者の方からしたら、許せないのかもしれないです。

でも私としては、それを受けいれる相手がいることをきちん描いてくれていたので、

気にはなりましたが、大丈夫でした。そこも含めてよかったなぁ、温かい話だなぁと

感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「王妃の館 VIVA!FESTA!」 初日見てきましたー

はい、初日見てきました!

ということで簡単に感想です。

 

ネタバレかもしれないので、悪しからず。

 

 「やっぱりコメディは楽しい!宙組のショーは熱い!」そう思わせてくれる公演

「王妃の館/VIVA!FESTA!」が初日を迎えた。

 「王妃の館」は浅田次郎原作の現代パリを舞台にした芝居。

かのルイ14世が築いたとされる王妃の館には、朝夏演じる著名な恋愛小説家、

北白川がツアー客として訪れる。そのツアー客を案内するのは実咲演じる桜井。

ツアー会社社長でもある彼女は、経営難に苦しみ、とんでもない事を

計画する。それは北白川含む高額を払ったツアー客を「光ツアー」、もう一つの

格安料金を支払ったツアー客を「影ツアー」として、それぞれを同じ部屋に予約した

のだ。だが両ツアー客のどちらも、なんだか癖の強い客ばかり。そこにルイ14世

亡霊も現れて・・・・。というドタバタコメディだ。

 コメディは笑えなければ大変な事になるが、その心配は無用だ。

何しろ、宙組トップスターの朝夏演じる北白川がまず面白いからだ。すらっとした

スーツ姿を見せてくれている朝夏だが、北白川の変人っぷりを仕草や表情で

表現している。創作のきっかけをつかんだ時の彼の仕草がまずおかしいし、真風演じる

ルイ14世との絡みもテンポよく、笑いを誘う。そして朝夏を筆頭に、出てくる人物皆が

おかしい。その中でもクレヨンを演じた蒼羽の体当たりっぷりは必ず見てほしい。

 惜しむらくは、ツアー客以外の組子にほぼ台詞がなく、完全に背景になってしまっている点だ。

カンカンや踊り子、ホテル従業員ということで見せ場はあり今芝居を盛り上げてくれて

いるものの、組のファンとしてはやや物足りなく感じてしまう。

だが浅田次郎原作の「笑えて泣けて」という人情み溢れる部分を残しながら

キラキラした宝塚の華やかさを加えて、宝塚らしい「王妃の館」を作った

こと、膨大な内容を約1時間半でまとめてみせたことに賛辞を送りたい。

 一方、ショー「VIVA!FESTA!」は世界のお祭りがテーマだ。

朝夏と怜美の華やかな幕開きの後、リオのカーニバルやヴァルプルギスの夜、

スペインの牛追い、YOSAKOIソーラン祭りが展開されていく。ショースターで

ある朝夏率いる宙組のショーは、とにかく熱い。特にYOSAKOIソーラン祭りは

その熱さが格好良く、ダイナミックだ。

 だがこのショーで一番特筆すべきは、フィナーレのトップコンビのデュエットダン

だろう。息のぴったりとあったダンスは、なにより美しい。リフトの華やかさも見事

だが、それ以上に二人の醸し出す雰囲気が愛に溢れていて、見るものに涙を誘う。

今公演で卒業するトップ娘役の実咲だが、それに相応しい美しさや華やかさを

最後に見せてくれている。

 今公演は3月6日まで。

 

がーっと書いたので、間違いあったらすみません。

とにかく楽しかったなー。宙組サイコー。

 

 

 

 

 

 

 

 

あのころワンオクと②

 メンバーの逮捕。それはドラマが始まるほんの少し前のことで、当たり前だが

ドラマ主題歌の話はなくなり、バンドも活動停止になった。

「なんでこのタイミングで・・・・」と思ったし、私はこのままこのバンドはここで

終わるのかもしれないと思った。

 でもワンオクはここで終わらなかった。というよりここから始まったのかもしれない。

逮捕されたメンバーは脱退し、バンドはメンバー4人で継続することが発表された。

そして活動再開後のシングル「完全感覚Dreamer」。

この曲が売れた、今までの中で一番。初めて視聴したとき、今までとは少し違う曲調、

でも今までと何も変わらない熱さがあった。

そしてそれからは、モンバスロキノンサマソニといった大規模のフェスに参加し、

以前よりも活動の場を増やしていった。

そして初の武道館。夢のようだった。楽しくて嬉しくて、感動して・・・・。

親の七光りバンドと言われててバカにされてたバンドが、武道館。

嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

 

 そしてそれからも更にライブハウスの規模は大きくなっていった。

横浜スタジアムだとか城ホールだとか。

何万人もの規模の会場を埋められるバンドになっていった。

でも私はだんだんと彼らのライブに行かなくなった。

それは彼らが変わったのではない。私が変わってしまったのだった。

高校生だった私も大学を卒業し、社会人になった。

彼らの発するメッセージ「夢は叶う。なぜなら俺たちがそうだったから、そしてそれは

おまえらもできる、だから頑張れ」というものは、だんだんとしんどくなっていった。

夢というよりも現実社会で疲弊し、私は必死にその環境に慣れようと必死だった。

ずっと心の支えだった彼らの曲が青臭く思われ、そして夢を追いかけなくなった私には

そのメッセージは辛かった。

ワンオクは好きだがライブはもういいかな、と思うようになり、彼らのCDも買わない

ようになっていった。

で、ワンオクが「るろうに剣心」の映画主題歌をするということで、映画館に行き、

エンドロールでワンオクの曲が流れるのに感動しながら思ったのだ。

「ワンオクからは卒業かな?」と。

そして実際、それをきっかけに私はワンオクの活動を追うのを辞めた。

 

それからの彼らの活動は、分からない。ときどきテレビCMで彼らの曲が流れていたり

海外でライブをやるという情報が目に入ったりしたが、それはきっと他の人の方が

詳しいと思う。

 そしてこの前みたNHKでのワンオク。

彼らはなんにも変わっていなかった。相変わらず熱いメッセージを放っていたし、

ライブ前の円陣のかけ方も、Takaのハイトーンボイスも変わっていなかった。

Toru兄さんは眠そうだったし、Tomoyaはへらへらしていたし、Ryotaは楽しそうに

ベースを弾いていた。

 きっとこれからも、もう一度彼らのライブに行くことはないだろうけど、

ずっと言い続けるのだと思う。

「好きなバンドは、ワンオクです。」と。

 

 

 

あのころワンオクと①

宝塚と全然関係ないんですが、このまえNHKでワンオクを久々に見たので、

ちょっと彼らについて語っていきたいと思います。

 

ワンオク。ONE OK ROCK。これでワンオクロックと読む。

4人組のバンド。

名前は聞いたことがなくても、実写版映画「るろうに剣心」の主題歌を

歌っていたといえば、分かるかもしれない。

あるいはあんまり言いたくないけど、森進一の長男がボーカルをやっている

バンドといえばピンと来るかもしれない。

彼らは日本国内にとどまらず、海外でもライブをやっているらしい。

「らしい」というのは、私は今の彼らの活躍をよく知らないからだ。

でも好きなバンドは?と聞かれれば、間違いなく彼らの名前を挙げるし、

今でも彼らの曲は大好きだ。

私は本当に彼らのファンだった。

そんな私とワンオクの話について語りたい。

 

初めて彼らの曲を聴いたのは、私が高校1年生の時。ラジオで彼らのデビュー曲

「内秘心書」を聞いたのが出会いだった。

当時彼らはメジャーデビューを果たしたばかりの頃で、その曲はなぜか私の心に

響いた。何かかが引っかかったのだ。

そしてすぐに近くのタワレコに行って、「内秘心書」を買った。夢中だった。

なぜか普通のシングルCDより安くて、ぺらっぺらの歌詞カードだった。

その次に、すぐパソコンでワンオクロックというバンドについて調べた。

その時に初めて、ボーカルが森進一の息子だということや、元ジャニーズだということ

、そして自分と同年代だと知った。

その時、森進一の息子だとか元ジャニーズだとかいうことよりも、

「自分と同年代なんだ、すごい!!」と思ったことをよく覚えている。

今思えば、17や18歳という年齢でメジャーデビューすることは、そんなに凄いことでは

なかったのかもしれない。

でも当時の私にはとても衝撃的だった。

 

で、地元のライブハウスでライブをやるということで、初めてライブハウスに行ってみた。

その時は何千人も入る大きなライブハウスではなく、100人程度、しかも対バン形式

だった。

初めて行ったライブハウス、ドリンク代が500円いるとか、スニーカーで行く方が

いいとか色々調べて、ドキドキしながら一人で行った。

初めてのライブの感想は「楽しかった!!」の一言に尽きる。

演奏はお世辞にも上手いとは思えなかったし、ライブハウス独特の文化だとか、生音

だとか、びっくりすることは多かったのに、それよりも「楽しかった!!」という

記憶しかない。

 ただ、このときにほかのバンドとファンがちょっと違う?ということは感じた。

ほかのバンドよりも女性ファンが多かったし、ピンヒールに巻き髪、明らかに

ほかのバンドとファンが違ったのだ。その時初めて、「元ジャニーズがいると

こうなるのかなぁと」思ったものだった。

 

それからはずっと、ワンオクのライブに行き続けた。ワンオクはずっとライブをやり

続けたし、曲も出し続けた。その度にライブに行き、初回限定版のCDをフラゲし、

初めて彼らが雑誌の表紙を飾ったときは、嬉しくて仕方がなかった。

私にとってワンオクは、大好きなバンドであり、同年代の彼らが少しずつ売れていく

のが本当に嬉しかった。そして少しずつライブハウスの規模も大きくなって、

男性ファンも増え、少しずつ、でも順調に進んでいたと思う。

 で、初めてドラマの主題歌を歌うことになった。

本当に本当に嬉しかった。同じ事務所の俳優が主演のドラマで、そのつながりで

主題歌になったのは明らかだったけど、それでももっとたくさんの人がワンオクの曲を

聞くのだと思うと、本当に嬉しかった。

でもその喜びは長く続かなかった。ドラマが始まるすこし前の時、あの事件が

起こった。

メンバーの一人が逮捕されたのだった。

 

 

その美しさに涙が出るお芝居「双頭の鷲」

「双頭の鷲」バウホールで見てきましたー。

ということで、感想です。

※ややネタバレありの感想です、悪しからず

 

宝塚版「双頭の鷲」。

演者が、台詞が、演出が、歌が、ストーリーが、その全てが美しい。

その美しさは見るものを圧倒し、暴力的でさえある。

 

ジャンコクトー原作「双頭の鷲」は、エリザベート皇后の暗殺を題材とした物語。

宝塚の人気演目である「エリザベート」と題材を同じとし、同作品で暗殺者ルキーニと

皇后エリザベートを演じた轟、実咲が出演することが話題となった。

そしてその二人の熱演が、本当に美しい。

 

王妃を暗殺しようとするスタニスラス。詩人でもあり、王妃の孤独と自身の孤独に

共通点を見出し彼女を愛すという若き成年。王妃よりも若いという設定にいささか

難はあるものの、激しくも純粋なスタニスラスを熱演している。

 

対する王妃演じる実咲。婚礼当日に王を亡くし孤独の中に生きる王妃は、

気難しくもどこか儚く、周囲の人々を「私こそ彼女を支えたい」という気持ちに

させてしまう。

台詞も多く、なぜスタニスラスに殺されたのか?ということを観客に納得させなければ

ならない難しい役だ。しかし、前公演でエリザベートを演じた今の彼女だからこそ

演じることのできる役だろう。

 

そしてこの二人の組み合わせが、本当に美しい。

お互いの孤独を見つけ惹かれあい、愛し合う二人。その時、二人は歓喜する。

そして踊る。それまでモノクロだった舞台に色がさす。

そのシーンの美しさは、まるで夢のようだ。

現実味が全く無く、私はあまりの美しさに涙が止まらなかった。

 

そしてテーマ曲である「双頭の鷲のように」という曲が美しい。

フィナーレで演者全員で歌うのだが、その曲の美しさ、

なにより素敵な舞台を見せてくれた演者への感謝の思いで、また涙があふれて

とまらなかった。

まだ見ようか迷っているならば、ぜひ見てほしい。

そう薦めたくなるほど、素晴らしい舞台だった。

 

 

こんな感じかなぁ、各々の感想はまたあとで。

はー、幸せな時間でした。