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王家に捧ぐ歌は悲劇??

エリザベートのお稽古が始まっているのに、このブログではまだ王家を引っ張ります(笑

博多座で「王家に捧ぐ歌」を改めて見て、思ったんです。

これって実は希望に満ちたお話だったのでは??と。

大劇場で観劇した時は、アイーダとラダメスが地下牢で息絶えるのが悲しくて悲しくて

涙がとまらなかったんですね。

でも博多座で見た時は、違う意味で涙がとまらなかったんですよ。

 

それは、絶望の中での一筋の希望。

アイーダとラダメスは地下牢で死にますが、ラダメスは孤独ではなく愛する人と

一緒に死ぬことができました。それも、愛する人に愛される喜びを感じながら。

またアムネリス様は宣言します。「戦ってはならない」と。

アイーダとラダメスは死んでしまいますが、彼らが必死に訴えた思想は受け継がれます。

 

「王家に捧ぐ歌」は分類すると、悲劇だと思います。アイーダとラダメスが死ぬので。

でも、そこには一筋の希望がありました。愛し愛される喜び、受け継がれる思想。

だからこそ見終わった後、悲しいというよりも「良かった・・・」という気持ちで

劇場を後にすることができました。

 

そして私は、この「王家に捧ぐ歌」がこのタイミングで、博多座で公演されたことの

意味を考えずにはいられませんでした。公演が始まる少し前に起こった、熊本地震

公演内容はずっと前から決まっていたので、公演内容と地震は全くの無関係です。

それでも、この公演がこのタイミングで、しかも九州で上演されたということは、

意味のあることだったのではないでしょうか。

劇場内で聞こえた、おそらく九州の方だろうと思われる方の「良かったー。」という声。

その声を聞きながら、私はアムネリス様の言葉を思い出していました。

 

「明日への希望を失ってはならないのです」

本当に博多座で「王家に捧ぐ歌」を見ることができて良かったです。