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その美しさに涙が出るお芝居「双頭の鷲」

「双頭の鷲」バウホールで見てきましたー。

ということで、感想です。

※ややネタバレありの感想です、悪しからず

 

宝塚版「双頭の鷲」。

演者が、台詞が、演出が、歌が、ストーリーが、その全てが美しい。

その美しさは見るものを圧倒し、暴力的でさえある。

 

ジャンコクトー原作「双頭の鷲」は、エリザベート皇后の暗殺を題材とした物語。

宝塚の人気演目である「エリザベート」と題材を同じとし、同作品で暗殺者ルキーニと

皇后エリザベートを演じた轟、実咲が出演することが話題となった。

そしてその二人の熱演が、本当に美しい。

 

王妃を暗殺しようとするスタニスラス。詩人でもあり、王妃の孤独と自身の孤独に

共通点を見出し彼女を愛すという若き成年。王妃よりも若いという設定にいささか

難はあるものの、激しくも純粋なスタニスラスを熱演している。

 

対する王妃演じる実咲。婚礼当日に王を亡くし孤独の中に生きる王妃は、

気難しくもどこか儚く、周囲の人々を「私こそ彼女を支えたい」という気持ちに

させてしまう。

台詞も多く、なぜスタニスラスに殺されたのか?ということを観客に納得させなければ

ならない難しい役だ。しかし、前公演でエリザベートを演じた今の彼女だからこそ

演じることのできる役だろう。

 

そしてこの二人の組み合わせが、本当に美しい。

お互いの孤独を見つけ惹かれあい、愛し合う二人。その時、二人は歓喜する。

そして踊る。それまでモノクロだった舞台に色がさす。

そのシーンの美しさは、まるで夢のようだ。

現実味が全く無く、私はあまりの美しさに涙が止まらなかった。

 

そしてテーマ曲である「双頭の鷲のように」という曲が美しい。

フィナーレで演者全員で歌うのだが、その曲の美しさ、

なにより素敵な舞台を見せてくれた演者への感謝の思いで、また涙があふれて

とまらなかった。

まだ見ようか迷っているならば、ぜひ見てほしい。

そう薦めたくなるほど、素晴らしい舞台だった。

 

 

こんな感じかなぁ、各々の感想はまたあとで。

はー、幸せな時間でした。